発生と対応二

一〇月二一日、患者二名を収容。村長は現状視察で書記と協議、県免疫官が検疫委員と共に来舎。炊事係がつけられた。この後の患者の収容は、次のとおり。一〇月二二日、一名二三日、五名、二四日一名この日、病舎と看護人室の間に電線を設けまた、消毒所を設置し、出入りするものは必ず規定の消毒をすることにした。二五日、二名事務所を移転、病舎の間に電線を架設、二六日、一名、二七日、三名、七名が全快期患者室に移された。二八日、一名、村長は事務監督として来舎、事務多忙のため事務所に宿泊、舎内巡視舎内清潔法について注意を与える。二九日、検疫委員視察。三〇日、村長視察巡視。三一日、村長視察宿直。一一月一日、予防委員会開催、委員長村長委員五名、患者四名全快患者室に移す、患者一名死亡。全快患者一三名に見舞いの雑魚一籠贈られる。二日、消毒法施行八名出院、三日、村長天長節参加を見合わせ事務室で執務、宿直、天長節で神酒と佳肴を分与。二名全快患者室へ。四日、県の検疫官等、来場し院内好成績をあげ設備一の欠点もなく、患者続々退院、県下に稀と賞められる。六日、四名退院。一名全快室へ移す。七日、三名全快期患者室へ移す、患者は四名のみになる。僅々一九日の短時日で好成績をあげたのは職員日夜勉励によるものと村長は信江の鮭一尺を贈った。八日、二名全治退院、患者一人軽病赤痢で収容、九日、二名全快患者室に移す。本日の患者数、軽症患者室、男二名、女一名、全快室男六名、一一日、二名消毒満期で出院。二名全快室に移す。患者室は一名のみ。一二日、二名消毒出院。一四日、二名消毒満期で退院。一六日、一名消毒退院、二十九日、二名消毒満期出院、一二月二日、村長は事務員、使丁二名を連れて、病舎に来て屋内ならびに建具類に消毒法を施行し、機具はすべて一カ所に集め、帳簿と照合し、全院閉鎖すると宣言した。

発生と対応二